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讀賣新聞インタビュー(超高層コミュニティについて)

4月中旬に、編著「超高層ヒューマン・コミュニティー (風と水とと未来都市)」を中心にリバーシティ21の取材を受けました。
ご覧下さい。

2000年4月28日 讀賣新聞 14面

空と水と陸の接点に住まう喜び 都市公団 リバーシティ21

川のある環境の素晴らしさが誇り
「縦の街」に生まれたコミュニティ

都心居住のモデルとして様々な面から注目を集めてきた東京・中央区佃の大川端地区再開発計画、「リバーシティ21」。
その最後の住宅棟となる都市基盤整備公団の超高層賃貸住宅、43階建ての「イーストタワーズU」入居募集が、29日から始まる。
街開き以来の住人で、ユニークな自治会活動の経験を昨年、編著「超高層ヒューマン・コミュニティー−−−風と水とと未来都市」(日本地域社会研究所)にまとめた安孝比古さん(55)らに、新住民向けの話などをうかがった。


河川とふれあいつつ 治水も行う新発想


リバーシティ21は、石川島播磨重工業東京工場の跡地約9ヘクタールの有効利用を目指し、1970年代初めから東京都、都住宅供給公社、三井不動産とともに同公団が官民共同で取り組んでいる大規模市街地再開発事業。4000戸約1万2000人の街をつくる都心再生化の第一ステップが、これで一区切りするわけである。 また、ここでは、隅田川河口にあたる同地区全体を人工地盤でかさ上げする一方、堤防の傾斜を緩くする「スーパー堤防」とし、治水安全率を高めつつ都市住民と河川のふれあいを取り戻す親水空間も実現させている。 ウォーターフロント開発の先駆モデルでもある。

祭り、シンポジウム 深まる居住者の交流


安さんも、東京駅まで2キロという足の便のよさ、37階建て超高層からの眺望のドラマティックな変化の面白さに加え、こうした川のある環境の素晴らしさを誇りにしているという。 しかし、460世帯が積み重なって住んでいる「縦のまち」は当初、高速エレベーター内での一瞬を除くと、居住者同士が自然に出会える場がほとんどない。そのせいか、街らしいまとまりが希薄で、つくり手も住み手も超高層居住に不慣れの感が強い。 そんな不満を持っていた入居5年目の94年暮れ、隣接の業務棟予定地を住宅に変更することをきっかけに、安さんや妻の多津子さんらが中心になり、居住者同士の交流を深めるための自治会結成となった。

2割程度の組織率しかなかった会だが、フリーマーケット主催、地元佃神社の祭り参加などの工夫や実績を積んで8割の組織率に拡大できた一昨年夏、高層居住の在り方を本格的に考えようとンンホジウム開催に踏み切った。 出版はこの討議記録がベースになっており、安さんら会員を始め、中央区長、都市公団関係者らも分担執筆している同書は、街づくりの主人公が地域住民であることを再三強調しているのが目を引く。



利便性・眺望の良さ 心豊かに暮らせる街


ここでは、イーストタワーズ周辺も含む居住者5人ずつを対象に、4回実施したグループ懇談会の発言要旨を一部紹介しよう。「仕事場に近く、六人家族でも住める広さは、この近くでは他に得られない。家賃を度外視しても、この利便性がいい」「うちの子が、隣の公社住宅に住む友だちのお父さんと一緒に隅田川で釣りをしたり、公園で寝そぺったりしているのが、家の中から見えます。何だかとてもいい感じ」「初めはこんな超高層に住めるのか悩みましたが、一か月で慣れました。戸建てより庭掃除しなくていいのがうれしい」「朝起きてカーテンを開けた時、太陽が上がってきて川面がきらきら光って、とてもいい感じですね」「念願の35階は夜景が本当にきれいで、鳥になった気分です」

 

超高層住宅の「縦の街」にコミュニティを作ろうと自治会を結成、その活動の経験を「超高層コミュニティ−−風と水と未来都市」(日本地域社会研究所)にまとめた。

 

 

 

 

安 孝比古さんと多津子さん夫妻。

 


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